
受験を考えてるけれど、トータルどれくらいの期間が必要なんだろう?
1日に何時間くらい勉強するべき?
法律の勉強なんてしたことないけど大丈夫だろうか?

行政書士試験についてこのような疑問をお持ちではないですか?
この記事を書いている僕は2017年度の行政書士試験に合格した経験があります。
この記事を読むことで次のような疑問を解決できます。
- 行政書士試験の合格レベルに必要な勉強時間を知ることができる
- 1日の勉強時間を知れる
- 試験までのスケジュールの組み方がわかる
- 法律の勉強をしたことがなくても合格できることがわかる
目次
行政書士試験に必要な勉強時間
行政書士試験に合格するために必要な勉強時間は大体、600~1000時間であると言われています。
600~1000時間と幅があるのは、初学者であるかどうかや独学であるかなど、経験と勉強環境によって変わってくるからであり、目安としては800時間ぐらいだと思っていただければいいでしょう。
いずれにせよ、それなりに時間を要する資格だということがわかります。
試験までの期間の長さで1日の勉強時間は変わってくる
1年かけて勉強するのか、3ヶ月の短期集中でやるのかで1日の勉強時間は変わってきますが、おすすめとしては6ヶ月ぐらいがいいでしょう。
なぜなら、期間が短すぎれば1日の大半を勉強時間に費やすこととなり、スケジュール管理が大変ですし、反対に期間が長すぎてもモチベーションの維持が大変だからです。
6ヶ月であれば平日に2~3時間、休日に5~6時間のペースで進めていくことが可能なので、無理のないペースでモチベーションを維持するにはおすすめです。
僕のスケジュールはこんな感じでした。
参考になるかわかりませんが、4回受験した僕のスケジュールを紹介しておきます。
1回目の受験
試験本番2ヶ月前に初心者用のテキストだけを購入。1ヶ月以上放置した後、直前にサーッと流し読み程度だけ勉強し本番へ。
見事に玉砕。
2回目の受験
前回の反省を活かし、試験本番3ヶ月前に通信講座を受講。
勉強時間は1日1時間ほどで、法律の基礎の基礎は身についたものの圧倒的に勉強時間が不足していたため、120点で玉砕。
3回目の受験
独学で挑戦。
4ヶ月前から勉強を開始。
直前までの勉強時間は1日2時間ほど。
前年に受講した通信講座のおかげで基礎知識は付いており確実にレベルアップしていることを実感。
試験1ヶ月前には仕事の傍ら、1日5時間、休日は8時間の勉強時間を確保し、追い込みかける。
自信満々で挑んだ結果、178点と2点足らずに玉砕。さすがにこの時は泣きました。
4回目の受験
前年の悔しさから、6ヶ月前から勉強開始。
この年は、毎日3時間は勉強時間を確保していました。
そして前年同様、試験1ヶ月前には仕事の傍ら、1日5時間、休日は8時間の勉強時間を確保して追い込みかけます。
試験当日には受かる気しかしないというほど仕上がった状態に。
結果、194点で見事に合格。
実質集中して勉強したのは3回目と4回目の受験の時なので、この期間の勉強時間を合わせると合格するのに1000時間ほど費やしたことになります。
僕の場合、法律の勉強が初めてで、かつ、ほぼ独学という状況だったこともありこれだけの時間がかかってしまっています。
試験までのスケジュールの組み方
スケジュールを組む時は以下の手順で行うといいでしょう。
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勉強開始時期を決める
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時期を決めたら試験まで何日あるかを確認する
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目標勉強時間を試験までの日数で割る
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割った数字を1日の勉強時間とする
まず、いつから勉強を始めるのかを決めましょう。
例えば、試験は11月の2週目にあるので、勉強期間を6ヶ月にするなら5月の2週目からという感じです。
次は、目標勉強時間を決めます。
仮に600時間とするならば、勉強開始の日から試験本番の日まで何日あるのかを確認してその日数で割ります。
大体、180日として、これを600時間で割ると
600÷180=約3.3時間
となります。
こういう具合に計算しておくと、おおまかなスケジュールを立てることができ、1日当たりの勉強時間の目安が把握できるので、なるべくやっておくのがいいでしょう。
注意点
ただし、注意点もあります。
合格に必要な勉強時間というのは、あくまでも目安であり、個人差があります。
600時間と決めていても、進行具合によってはもっと勉強が必要になることもあります(現に僕の場合、トータル1000時間以上も費やしていますから…)。
なので、とりあえず600時間やれば大丈夫と思い込まないようにしましょう。
大切なのは時間よりも、中身だということを忘れてしまってはいけません。
法律の勉強なんてしたことないけど大丈夫だろうか?
結論から言うと、
問題なし
です。
なぜなら、高卒の僕でもしっかり勉強したら受かったからです。
法律未学者の場合、見慣れない法律用語に最初は戸惑ったり混乱したりしますが、こんなのは最初だけで勉強していればすぐに慣れていきます。
僕自身、法律の勉強なんて一切したことがなかったので、当初は法律独特の言い回しに慣れずに苦戦していましたが、毎日コツコツ勉強を続けていくうちに理解できるようになっていきました。民法を勉強している時なんて、甲だの乙だの丙だのややこしすぎて何度もパンクしかけていたものです。それでも何とか合格できているので、法律未経験だからと気にする必要はありません。
行政書士はそこそこ難関な試験と言われてはいますが、法律関係の資格の中では難易度も低くしっかり勉強すれば合格できる試験です。
なので、初学者だろうが何だろうがそこまで深く気にする必要なんて全然ありません。
行政書士試験を受けるかどうか迷っているなら
ここまで読んでみて「よし、挑戦してみるか!」と思った方がいる一方、「まだ受験するかどうか迷うなぁ」と決断ができない方もいるかと思います。
こうした場合、僕の意見としては
とりあえずやってみればいいんじゃない
って感じです。
あれこれ悩んでも時間がもったいないので、とりあえずどんなものかやってみるのがいいかと思います。
やってみて面白かったり、やりがいがあったりすれば続ければいいですし、全然楽しくないって思ったならすぐにやめて別のことを始めればいいだけなので。
法律の勉強は好き嫌いが分かれるので、とりあえずはやってみて合うか合わないかを決めればいいかと思います。